5,000m級の高所を経験する
高度順応、体調管理、行動管理。高所で自分たちの状態を読み、戻る判断までを実地で学びます。

2026 KUAC CHINA EXPEDITION
登頂だけを目的にしない。計画し、判断し、記録し、海外遠征の経験を次の世代へ手渡すために。
四姑娘山の四峰・参考写真 Photo: Johannes Böckh / CC BY-SA 3.0 ↗ 表示上トリミング
海外遠征の経験と記録。
次世代へ引き継ぐ知見。
海外で山に向かうには、登る技術だけでなく、計画を説明し、現地と調整し、体調と天候を読み、引き返す判断をする力が必要です。今回の遠征を、その一連を学生主体で経験し、部に残すための第一歩にします。
高度順応、体調管理、行動管理。高所で自分たちの状態を読み、戻る判断までを実地で学びます。
交通、装備、食料、通信、保険、現地との調整。登る前から帰国後までを学生の手で組み立てます。
記録、会計、失敗、判断の根拠まで共有し、継続的な海外遠征へつながる土台にします。
EXPEDITION TEAM MESSAGE / 38 SEC.
今回の遠征で経験したいこと、部へ持ち帰りたいこと、そして皆さまに支援をお願いする理由を、柳田隊長と御法川隊員が自分たちの言葉でお伝えします。
2026KUAC 中国遠征
最初の行動で高度への適応と現地での状態を確認。その後、天候、体調、高度順応、ルート状況、ガイドの判断を踏まえて次の行動を決めます。

MOUNTAIN PROFILE
四姑娘山は、中国・四川省のアバ・チベット族チャン族自治州に位置する、4つの5,000m〜6,000m級の峰からなる山群です。
大峰、二峰、三峰、そして最高峰の幺妹峰が連なり、標高が上がるにつれて、高度への適応だけでなく、雪上歩行や登攀技術、より慎重な判断が求められます。
当初は三峰も対象候補として検討していましたが、中国政府による入山制限で開放されていなかったため、対象から外しました。今回の遠征では大峰と二峰を対象とし、高所環境への適応とメンバーの状態を確認しながら行動します。
第1行動の対象
第2行動の対象
入山制限により対象外
今回の対象外
TOPOGRAPHIC MAP
四姑娘山鎮から海子溝を経て、大峰・二峰・三峰周辺へ向かう地形と標高差を示しています。計画検討時に作成した地形図のため三峰も掲載していますが、現在の対象は大峰と二峰です。
地形図を拡大表示 ↗地理的な移動経路
ACCESS TO BASE CAMP
成田から成都までは飛行機で移動します。成都から四姑娘山鎮まではガイド会社手配のバスを利用し、四姑娘山鎮から大峰ベースキャンプまでは乗馬で移動します。

登頂を約束する計画ではありません。対象峰と行動内容は、天候、積雪、ルート状況、メンバーの体調、高度順応の状態、ガイドの判断によって変更します。すべての峰への登頂を前提とせず、安全に経験を持ち帰ることを優先します。
慶應義塾大学2名と神奈川大学1名で構成する遠征隊の、役割と山岳経験を紹介します。
YANAGIDA KAEDE
MINORIKAWA KAITO
ISHIDA RUKA
USE OF SUPPORT FUNDS
学生3名の遠征費用は、1人あたり約25万円、合計約75万円を見込んでいます。今回の個人支援では、このうち合計25万円を目標としています。
お預かりした支援金は、学生の中国遠征費と、遠征に必要な共通経費の一部へ充てます。
1人あたり 約25万円
個人支援の目標は、現時点の遠征費総額の約33%です。
上記は現時点で確認できている概算と手配状況です。支援金の具体的な充当額は予算確定後に更新し、金額・内訳は為替や手配状況により変動します。
余剰金は、次年度の海外遠征費として慶應義塾體育會山岳部の部会計で管理します。YOUR SUPPORT, OUR RESPONSIBILITY
金額は任意です。支援コースやリターンは設けていません。ご支援いただいた方への責任として、準備の経過、帰国後の山行記録、支援金の収支を報告します。
FIELD NOTES
準備から帰国後の引き継ぎまで、進行状況と記録を継続的に更新します。遠征中の詳細な現在地はリアルタイム公開せず、安全確認後に掲載します。
遠征の目的、日程案、対象峰、必要な準備をコーチ会で検討し、概要レベルの承認を得ました。航空券取得に向けて計画を具体化する方針も確認しました。
大峰・二峰・三峰を対象候補として計画を具体化しました。その後、三峰は中国政府による入山制限で開放されていなかったため対象から外し、大峰と二峰を対象とする計画に変更しました。
学生3名分の航空券取得を完了しました。航空券は1人10万円を超えており、遠征費の中でも大きな割合を占めます。
現地ガイド会社と隊員1名につきガイド1名の体制が確定し、入山申請と現地保険への加入を完了しました。装備と持参品の最終確認を進めています。
広沢寺でアイゼントレーニングとロープワークを実施し、チーム行動、技術、装備を確認しました。
ミウラ・ドルフィンズで4,000m、4,500m、5,000m相当の低酸素テストを段階的に実施しました。予約状況を踏まえ、今回は5,000m相当までのトレーニングとなりました。
柳田隊長が富士山で高度順応を実施しました。9月11〜12日に予定していた合同での高度順応は、土砂崩れと悪天候のため中止しました。
2回の説明会を行い、行程、ガイド体制、高所対策、通信・食事、緊急時の連絡体制を学生、コーチ、両大学の関係者で確認しました。
9月13日、学生3名が成田空港から成都へ向けて出発しました。現地での行動と判断は、安全確認後に写真・動画を交えて報告します。現在地はリアルタイム公開しません。
登頂の成否だけでなく、判断や失敗、支援金の収支、次年度へ残す知見を公開します。
AFTER THE EXPEDITION
発生済み費用との関係を整理し、方針確定後にこの欄へ追記します。公開前の確認事項です。
OPTIONAL MESSAGE
ご記入は任意です。未記入でも支援に影響はありません。活動報告を希望する場合は、メールアドレスをお知らせください。
A NOTE FROM THE COACH
今回の支援依頼は、「このお金がなければ海外へ行けない」というものではありません。
将来、学生たちがヒマラヤのような大規模な海外遠征を自分たちの手で実現するためには、登山技術だけでなく、資金調達を含むロジスティクスの経験が必要です。
遠征の意義を自分たちの言葉で説明し、支援をお願いし、預かったお金を管理し、活動と収支を報告する。その一連も、将来の遠征を実現するために必要な経験だと考えています。
今回の中国遠征では、登る経験だけでなく、遠征を成立させ、支えてくださった方へ責任を果たすところまでを、学生たちに持ち帰ってほしいと思っています。
お預かりした支援金は実際の中国遠征費に充て、活動と収支を最後まで報告します。
慶應義塾體育會山岳部 コーチ